今日から節電稽古。
スタジオは計画停電に入ってない地域ですが、やれることやらんとね。
一切窓がないので、
ドアを開け放し、それでも薄暗く、そして寒いですが、節電の為オープン稽古!
音響もほとんど使わず、生身で稽古しとりやすが。
スーパーには食べ物がほとんどなかったし、電車も大変だったけど、
スーパーのBGMとか駅の微妙なエスカレーター、なんで動いてるのかしらね。
ここ数日で、私の人生観が恐ろしいスピードで変わっています。
わたしはいままで本当に、恵まれた存在だったのだと思います。
以前、インドの小さな港町で
貧しい地元の方のカレーに当たりまくり、熱派と洪水のようなからだの状態になりながら、私は聖なる祭に向かいました。
満点の星の中
わたしの左手には水 かばんには財産 右手には引導してくれる男の子の小さな手がありました。
体と頭がお星様の中フラフラで、
大事にしなければならないのはたった3つだけ。
『左手の水と、かばんに入ったお金、そして手を引く子供の手』
ずっと、呪文のように繰り返しながら、星空の中歩きました。
恵まれて、たくさんの物質があるこの時代に私は生きていますが、
大切なものは もっとソリッドにしかないみたい。
スーパーで潤沢な食べ物がなくなっても、帰れるかわからない電車に乗っても、
わたしに残さなければならないのは
『左手の水と かばんに入ったお金(最低限の証明) そして手を引く子の手(次世代)
を持って
祭に行くこと。
』
初めてのことで
政府も会社も個人も
生きることと社会生活をつきつけられています。
わたしはいま
お金がすっからかんになっちゃうかもしれないリスクを知りながら
やはり祭に行くことを選びました。
ソリッドに大切なことは
なに?
左手の水と かばんのちょっとのお金、そして手を引く子と一緒に
祭を楽しむ。満点の星の下で。
大変な時だから
いまやるお祭り、
みんな 来て。