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ショーGEKI夏祭り打ち上がり! そして裏話。

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祭りの後。
公演後はたいていフヌケて、丸一日何も出来なくなってしまうのですが、
今回はなんだかうずうずしてる。きっと、夏の空気のせい。

ショーGEKI夏祭り、『sin〜檻と鎖と私の罪〜』/『ダンパチ4』
無事終了!
ダンパチが、下北沢『劇』小劇場の動員記録をまたまた更新し、そして今回は両公演のいちにち平均動員数の記録も塗り替えたと劇場の方が教えてくれました!
たくさんの方に観ていただけたこと、本当に嬉しい。


今回の『sin』は、ショーGEKIはじめての笑いナシ芝居ということで、稽古のときも「舞台にのるとどんなふうなんだろ・・」と不安もありました。まあ、不安よりも、やることはいっぱいだったので、それどころではなかったのですが。
私は個人的にはシリアスな芝居を観るのはあまり好きではなく、だからショーGEKIのエンタテインメントなところが好きなので。
だって、お芝居って生で観るものだから、共調しちゃうので、シリアスなものみせられると、「そりゃ、人生いろいろありますよう〜、わかってますよう、でもわざわざ見せないでくれよう」、てドーンてしちゃうの。
で、今回『sin』の台本がきて、本当に笑いがいっさいなくてビックリして。
「笑い」が一番むつかしいものだと思うので私はまだまだ勉強中だけれど、とにかくテンションに投げ込むことなく、言葉を緻密に紡いでいく今回の芝居や、人間の、女の、ヤーなところや弱いくそったれなところを出す今回の芝居は役者としては楽しい作業でもあった。でも観る人はどうなんだろ、て。
でも、お客さんの反応は、性別や年代で観方こそ様々でしたが、良かったという感想を全体的にいただけて嬉しかったです。

そして、私もこの作品好きです。 ショーGEKI夏祭り打ち上がり! そして裏話。_b0095415_6205978.jpg
シリアス、というか、暗い、ちっちゃな、でも密度の濃い個人的な感情と日常の違和感をもってる女が6人、鎖につながれ檻にとじこめられて沸騰点をむかえる。
感情を吐露してカルキ抜けてハイ、真水!てわけにはいかないのだわね、人生は。
檻と鎖をもちながらの私なのだわよ人間は。
それでも、それでも。

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裏話1「別バージョン」
台本完成日、実は結末(最後の1日)が全然違う話で一度書かれたらしい。これぞサスペンス!て感じの、じゃじゃーん!ガーーン!ゾーーーーーッて感じ。でも脚本家(兼演出)が読み直して『コワーい!これは好きだけどショーGEKIじゃなあい!』と思い直し、一気に書き直した。『ショーGEKIはやはり観た人に「それでも明日は元気に!」てなってほしいから』(演出談)わたしたちはその怖いバージョンは聞いたけれど読んではいない。私的にはソレおもしろいね!ていう結末だったけど、今回の本バージョンは、その怖いバージョンをパラレルで含んでる、ていうところが好き。意志があって。
ちなみに「コント編」は稽古場でかなりの数が産まれている。笑。

裏話2「象徴」
言葉が重なるのは鎖を象徴してる。これは稽古にあまり時間がとれず、本番も何度かいろんな箇所で鎖が緩んだりした。でも千秋楽のとある言葉は本当にがっちりハマっておもしろかったー!
ちなみに檻を移動する女たちは反時計周りに廻っていますが、最終日のみ、時計まわりにまわっています。

裏話3「Wink」
ある人が手を挙げるシーン、「ウィンク」の振り付けのようだ、と打ち上げで音響さんが言ってかなり笑いました。アハハー!あー、本番前に聞かなくてよかったー。

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by nina077 | 2006-08-01 05:40 | 舞。
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